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陸上選手のシンスプリント 六甲道の整体院が語る競技継続と治療の両立

競技を続けながら痛みと向き合う難しさ

真面目な努力が裏目に出る瞬間

陸上競技に打ち込む学生アスリートにとって、練習を休むという選択は簡単ではありません。特に大会が目前に迫っている時、痛みがあっても「もう少し頑張れば」と自分を追い込んでしまうことがあります。

しかし、その真面目さこそが、時として体を壊す原因になってしまうのです。練習量が多ければ多いほど成長できると信じて、朝も自主練習に励み、部活後もさらに走り込む。そんな努力家ほど、慢性的な怪我に悩まされやすい傾向があります。

今回ご紹介するのは、ハードル競技に取り組む高校生アスリートのケースです。右すねのシンスプリント、腰の痛み、かかとの痛みと、複数箇所の痛みを抱えながら、3日後に迫った大会への出場を目指していました。

痛みを我慢して練習を続けた結果

中学時代にも同じくシンスプリントを経験していたT様は、高校でハードル競技に転向してから、再び同じ痛みに悩まされるようになりました。長距離からハードルへの転向により、使う筋肉や体への負担が大きく変わったことが、痛みの再発につながったのです。

体育祭で急にダッシュを繰り返したことをきっかけに、右すねの痛みが一気に悪化しました。テスト期間中は少し休めたものの、テスト明けに再び練習を始めると、以前よりもひどい状態になっていました。

それでも「今週の日曜日に大会がある」という思いから、昨日も痛みを我慢しながら練習に参加しました。しかし、ハードルはほとんど跳べず、ストレッチと筋トレだけで終わってしまったといいます。

複数箇所の痛みが示す体のサイン

シンスプリントが最も深刻な理由

T様が訴えた痛みは、右すね、太もも、腰、かかとと複数箇所に及びました。しかし、その中でも最も根深く、長引きそうなのが右すねのシンスプリントでした。

シンスプリントとは、すねの内側にある筋肉や骨膜に炎症が起きる症状で、陸上競技をしている選手によく見られます。走る量が多いと、すねの内側に痛みが出やすくなります。これは使いすぎによる蓄積疲労が原因で、疲労が回復する以上に練習量が多いと、だんだん炎症がひどくなっていくのです。

T様の場合、普通にジョギング程度で走っている時は少し痛む程度でしたが、スピードを上げて走ると急激に痛みが増しました。特に走り終わった直後が最も痛く、これは炎症が進行している典型的なサインでした。

急性の痛みと慢性の痛みの違い

一方、腰とかかとの痛みは、ハードルの着地を失敗した時に起きた急性的なものでした。体勢を崩した際に、バランスを保とうと筋肉が急激に緊張し、その結果として痛めてしまったのです。

腰は動かさなければ痛くありませんでしたが、少し曲げたり走ったりすると痛みが出ました。かかとは、着地の衝撃を通常よりも強く受けたことで、脂肪層や靭帯などの軟部組織が損傷していました。

これらの急性の痛みは、適切な処置をすれば比較的早く改善する可能性があります。しかし、シンスプリントのような慢性的な使いすぎによる痛みは、根本的な原因に対処しなければ、何度も繰り返してしまいます。

痛みをかばうことで生まれる新たな負担

太ももの痛みは、すねの痛みをかばうような走り方をしたことで生じた可能性が高いと考えられました。体のある部分が痛むと、無意識にその部分をかばう動きをするため、他の部分に余計な負担がかかってしまうのです。

このように、一箇所の痛みが別の箇所の痛みを引き起こすという連鎖が起きることは珍しくありません。だからこそ、痛みの根本原因を見極めて、適切に対処することが重要なのです。

大会直前という時間的プレッシャー

3日後の大会に出たいという思い

T様が来院したのは木曜日で、大会は日曜日。つまり、わずか3日後に本番を控えていました。しかも、出場するのはハードルだけという状況です。

「出るなら明日は練習に行っておかないと」という本人の言葉からは、どうにかして大会に出場したいという強い思いが伝わってきました。しかし同時に、痛みを我慢して出場しても100%のパフォーマンスは出せないという現実も理解していました。

このような時、完全に休むべきか、それとも痛みを抱えながらでも出場すべきか、判断に迷うものです。特に学生アスリートにとって、一つ一つの大会が貴重な機会であり、簡単に諦められるものではありません。

無理をすることのリスク

痛いのを我慢して無理に練習や試合に出ることは、症状を長引かせる原因になります。炎症が起きている状態で同じ動作を繰り返せば、炎症はさらに悪化し、回復までの期間も長くなってしまいます。

また、痛みをかばった動きは正しいフォームを崩すため、パフォーマンスが低下するだけでなく、他の部位を痛める危険性も高まります。結果として、一つの大会のために無理をしたことで、その後のシーズン全体を棒に振ってしまうこともあるのです。

T様の場合、今週の大会の後は8月7日まで大会がなく、しばらく休みに入るタイミングでした。つまり、今週を乗り切れば、ゆっくりと体をケアする時間が取れる状況だったのです。

競技人生全体を見据えた判断

専門家の立場からは、「無理して怪我して休まない程度にした方が、結果的には効率が良い」というアドバイスが伝えられました。120%で練習して怪我をするよりも、80%程度で休まずに継続した方が、長期的には成長できるという考え方です。

しかし、これは理論上の話であり、実際に練習を始めると、ついつい頑張ってしまうのがアスリートの性です。だからこそ、客観的な視点でアドバイスしてくれる専門家の存在が重要になります。

T様には、「明日の練習で試してみて、売り切ったら全力でやってもいいし、怪しかったら無理しない」という選択肢が提示されました。自分の体の状態を見極めながら、最善の判断をするという方針です。

(整体)たく整骨院での施術アプローチ

炎症を抑える特別な電気療法

シンスプリントのような炎症性の痛みに対しては、通常のマッサージだけでは十分な効果が得られません。炎症を鎮めるためには、専門的な電気療法が有効です。

(整体)たく整骨院では、炎症を抑える効果のある特殊な電気治療器を使用しています。この機器は、深部組織に高圧の電気刺激を届けることで、炎症を効果的に鎮める働きがあります。

T様の右すねに対しても、この電気療法が施されました。「ピリピリくる感じ」があり、「足が痺れた時みたいな変な感じ」がするものの、我慢できる範囲での刺激で、深部の炎症にアプローチしていきます。

急性の痛みには手技療法

腰とかかとの急性的な痛みに対しては、筋肉をほぐす手技療法が中心となりました。急激に負担がかかってびっくりした筋肉を、丁寧にほぐしてあげることで、日に日に痛みが取れていくと考えられました。

腰の筋肉は、普段使わないような使い方をして急に緊張してしまった状態でした。これをほぐしてあげることで、固まった筋肉が緩み、痛みが軽減していきます。

かかとについては、周りを覆っている脂肪がクッションの役割を果たしているのですが、イレギュラーな強い衝撃を受けたことで、そのクッション機能が一時的に損なわれていました。こちらも適切な処置で、徐々に回復が見込まれます。

テーピングで負担を軽減

大会が3日後に迫っているという状況を考慮し、テーピングによるサポートも行われました。テーピングは、痛む部位への負担を軽減し、動きをサポートする効果があります。

ただし、テーピングをしたからといって負担がゼロになるわけではありません。あくまでも補助的な役割であり、使い方によっては痛みが出る可能性もあります。

T様には、「明日の練習でテーピングをして試してみて、どんな感じか確認する」という計画が立てられました。練習後の状態を見て、翌日のテーピングを巻き直すことも提案されました。

競技継続と治療の両立という選択

痛みのない範囲で練習する

完全に休むか、痛みを我慢して全力でやるか、という二択ではなく、「痛みのない範囲で練習する」という第三の選択肢があります。これは、治療しながら競技を続けるという、現実的なアプローチです。

T様には、「明日の練習は痛みのない範囲でやってもらって良いけど、明らかに痛いばかりだったら無理しなくて良い」というアドバイスが送られました。自分の体と相談しながら、できる範囲で練習するという方針です。

これは、学生アスリートにとって非常に重要な考え方です。完全に休むことが難しい環境の中で、どうやって体を守りながら競技を続けるか。その答えの一つが、「痛みのない範囲で」という基準なのです。

80%のパフォーマンスという現実的な目標

100%のパフォーマンスが出せない状態で大会に出ても、記録は出ないかもしれません。しかし、80%でもそれなりに走れるなら、出場する意味はあるかもしれません。

大切なのは、自分の体の状態を正確に把握し、無理のない範囲で挑戦することです。痛みを我慢して100%を目指すよりも、80%で確実に完走する方が、長期的には良い結果につながることもあります。

T様の場合、明日の練習で自分がどれくらい走れるのかを確認し、それに応じて大会当日の判断をするという計画が立てられました。これは、自分の体と向き合いながら、最善の選択をするという姿勢です。

次の大会までの期間を活用する

今週の大会の後、8月7日まで約2週間の休みがあるという情報は、治療計画を立てる上で重要なポイントでした。この期間を使って、しっかりと体をケアすることができます。

「今週頑張ったら、大会が少し空くから、そこはセーブしながら練習していく」という方針が示されました。つまり、今週の大会に出場するとしても、その後は練習量をコントロールしながら、体の回復を優先するということです。

このように、一つ一つの大会や練習だけを見るのではなく、シーズン全体、さらには競技人生全体を見据えた計画を立てることが、長く競技を続けるためには不可欠なのです。

頑張りすぎる選手ほど注意が必要

自主練習のしすぎというリスク

T様は非常に真面目で努力家なアスリートでした。朝も自主的にランニングをし、部活以外でも自分を追い込んでいました。このような姿勢は素晴らしいものですが、同時にオーバーワークのリスクも高めます。

「自主ランニングして頑張りすぎてる気がする」という指摘は、まさにこの点を突いています。部活のメニューだけでも十分な負荷がかかっているのに、さらに自主練習を重ねることで、体が回復する時間がなくなってしまうのです。

特にシンスプリントのような使いすぎによる怪我は、練習量が多すぎることが直接的な原因です。どんなに良い練習をしても、体が回復しなければ、炎症は悪化する一方なのです。

中学時代の経験から学ぶべきこと

T様は中学時代にもシンスプリントを経験していました。その時は長距離走をしており、すねの痛みで悩まされた経験があります。高校でハードルに転向したことで、使う筋肉が変わり、一時的には問題がなかったのかもしれません。

しかし、体育祭で急にダッシュを

 
 
 

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